「ゴールドEAのソースコードが欲しい」「自分でカスタマイズできる状態で買いたい」「なぜほとんどのEAはソースコードを公開しないのか」——そういった疑問を持つ人向けに書く。
この記事を書いているのはゴールドEAの開発者だ。XAUUSD専用EA「Gold X」(MQL4製・MT4用)を開発・販売している。
結論から言う。Gold Xのフリー口座版で、mq4ソースコードを渡すことにした。これまでex4のみで提供してきたが、人数限定で解禁する。
Gold X フリー口座版:mq4ソースコード付き(10万円・人数限定) 口座縛りなし・MQL4ソースコードを渡す・ロジックとパラメータの改変が可能。再配布と再販は禁止。 → Gold X 詳細ページを見る / フリー口座版について問い合わせる
ゴールドEAの「ソースコード」とは何か
MT4で動くEAには2種類のファイル形式がある。ここを理解していないと「ソースコード付き」という言葉の価値が判断できない。
| ファイル形式 | 中身 | 役割 |
|---|---|---|
| mq4ファイル | ソースコード(MQL4で書かれたテキスト) | 人間が読める。ロジックがすべて見える。コンパイルするとex4になる |
| ex4ファイル | コンパイル済みの実行ファイル | MT4が動かす。人間には通常読めない。これをチャートに設置して使う |
販売・配布されているゴールドEAのほとんどはex4形式だ。買った側はロジックの中身を見られない。「ナンピン・マーチンゲールを使っていない」と書いてあっても、それを自分で検証する手段がない状態で買うことになる。
なぜ大半のゴールドEAはソースコードを渡さないのか
理由は2つある。どちらも開発者側の都合だ。
①ロジックがコピーされる
mq4をそのまま渡せば、誰でも中身を読んでコピーし、名前を変えて再販できる。開発に時間をかけたロジックほど、渡した瞬間に価値が薄まる。
②中身を見られたら困るEAがある
これが本音の部分だ。ナンピン・マーチンゲール・エントリー過多で右肩上がりの見た目を作っているEAは、ソースを開示した時点で終わる。ex4でしか売らないのは、そもそも見せられないからという場合が少なくない。
私は数千のゴールドEAをデコンパイルして中身を見てきた。上記に該当するものが大半だった。
Gold Xには2つの提供形態がある
ソースコードの扱いは、どちらを選ぶかで変わる。
| 通常版 | フリー口座版 | |
|---|---|---|
| 提供形式 | ex4のみ | ex4+mq4ソースコード |
| 口座縛り | あり(指定のExness口座番号でのみ動作) | なし |
| カスタマイズ | パラメータ調整のみ | ロジック・パラメータの改変が可能 |
| 検証済み環境 | Exness ロースプレッド口座(Raw Spread) | 同上 |
| 価格 | 50,000円 | 100,000円 |
| 販売条件 | Exness口座開設+購入 | 人数限定・審査制 |
フリー口座版は口座縛りがないため、どのMT4口座でも起動する。ただし実稼働データを取っているのはExnessロースプレッド口座だけだ。他ブローカー・他口座タイプでのパフォーマンスは保証しない。ゴールドEAの収益はスプレッドに直結するため、この点だけは口座縛りの有無と関係なく変わらない。
「ソースコードを渡す」の中身と条件
フリー口座版で渡すのは、Gold XのMQL4ソースコード(mq4ファイル)そのものだ。具体的にできるようになるのは以下になる。
- エントリー条件・決済条件をコードレベルで確認できる(ナンピンやマーチンゲールが入っていないことを自分の目で検証できる)
- ロジックを自分仕様に改変できる
- ドローダウンリミッターなど、追加ロジックを自分で組み込める
- MT4のバージョン変更や仕様変更に自分で対応できる
条件は明確にしておく。ソースコードの再配布・再販は禁止だ。自分の運用のために改変するのは自由だが、コードそのものを第三者に渡す・EAとして売る行為は認めない。人数を限定しているのもこの理由による。
ゴールドEA全般の選び方・評価基準はゴールドEA完全ガイドで整理している。
通常版(ex4)でもできるカスタマイズの範囲
ソースコードがなくても、MT4のパラメータ画面から以下の調整はできる。通常版で足りるかどうかの判断材料にしてほしい。
- ロットサイズ(固定ロット・複利どちらも設定可)
- ストップロス・テイクプロフィットの幅
- トレーリングストップの発動pips
- 建値決済機能のON/OFF
- リスク許容度
- GMTOffset(EA内部で自動調整済みのためデフォルト変更不要)
できないのはロジック自体の変更だ。エントリー条件の改変、別銘柄への転用、追加ロジックの組み込みはex4では不可能になる。そこまでやりたいならフリー口座版を選んでほしい。
どちらを選ぶか
- Exnessロースプレッド口座で、渡した設定のまま手堅く回したい → 通常版(5万円)
- 中身を自分で検証したい・ロジックを改変したい・口座を縛られたくない → フリー口座版(10万円)
なお、ソースコードの有無に関係なく、Gold Xは月次収益をnoteで毎月公開している。数値データのみの公開で、EAによる自動取引のため相場コメントは介在しない。コードを読めない人にとっては、長期のフォワード実績のほうが実質的な判断材料になる。
フリー口座版は人数限定・審査制。まずはGold X本体の内容を確認してほしい。 → Gold X 詳細ページを見る → フリー口座版について問い合わせる
まとめ
「ゴールドEAのソースコードが欲しい」という要望に正面から答えると、Gold Xのフリー口座版(mq4付き・10万円・人数限定)が答えになる。
ソースコードを渡す意味は、カスタマイズができることだけではない。ナンピンやマーチンゲールが入っていないことを、開発者の言葉ではなく自分の目で確認できることのほうが大きい。ex4しか出てこない市場で、そこを検証できる状態にしておきたい人に向けた形態だ。
通常版(5万円・ex4・Exness口座縛りあり)で足りる人はそちらで問題ない。用途に応じて選んでほしい。








