「ExnessのVPSを使ってゴールドEAを24時間稼働させたい。条件・申請方法・MT4の設定まで一通り知りたい」
自宅PCでEAを動かすとシャットダウンや回線断のたびに取引が停止する。VPSを使えばPCを切ってもEAが動き続ける。ExnessはこのVPSを一定条件で無料提供している。この記事では条件確認から申請・接続・MT4設定・EA稼働までを一気通貫で解説する。
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ExnessのVPSとは:3分で理解できる基本
VPS(Virtual Private Server)は「インターネット上にある仮想のパソコン」だ。自分のPCからリモートデスクトップでVPSに接続し、そのVPS上でMT4とEAを動かす。自分のPCを切ってもVPSは動き続けるため、EAが24時間稼働する。
VPSがあると何が変わるか:
| 条件 | 自宅PCのみ | VPS使用 |
|---|---|---|
| PC電源オフ時のEA稼働 | ✗ 停止する | ✓ 継続稼働 |
| 回線断時のEA稼働 | ✗ 停止する | ✓ 継続稼働 |
| Windowsアップデートの自動再起動 | ✗ MT4が落ちる | △ VPSを管理で制御可能 |
| 外出中のEA監視 | △ スマホから確認困難 | ✓ スマホからもリモート接続可能 |
| 電気代 | △ 常時PCを起動 | ✓ 不要(サーバー側が稼働) |
ゴールドEAを安定稼働させるにはVPSはほぼ必須の環境だ。
無料VPSの利用条件
ExnessのVPSを無料で使うには以下のいずれか1つを満たすこと。
| 条件パターン | 要件 |
|---|---|
| ①残高条件 | 全口座合計残高が1,000ドル(約15万円)以上 |
| ②取引量条件 | 全口座合計残高が500〜999ドル、かつ直近30日間の総取引量が500,000ドル以上 |
VPS維持のための継続条件: VPS発行後30日が経過した時点で、①または②のいずれかを引き続き満たしていない場合はVPSが停止する。口座残高を1,000ドル以上に保っておくのが最もシンプルな維持方法だ。
条件を満たせない場合: 有料VPSを別途契約する方法もある。月額1,000〜2,000円程度のVPSサービス(ConoHa・お名前.com VPSなど)でもMT4稼働環境を構築できる。ただしExnessの無料VPSを使うのが最も手軽なため、Gold X運用開始時には1,000ドル以上の入金を推奨している。
VPS申請の手順(5ステップ)
STEP 1:Exnessパーソナルエリアにログイン
Exnessのマイページ(パーソナルエリア)にログインする。
STEP 2:VPSのメニューを開く
左サイドバーまたはメニューから「VPS」を選択。残高条件を満たしていると申請ボタンが表示される。
STEP 3:VPSを申請する
「VPSを申請」または「VPSを有効化」ボタンをクリック。数分以内にVPSのアクセス情報(IPアドレス・ユーザー名・パスワード)がメールで届く。
STEP 4:メールを確認
Exnessから届くメールに以下が記載されている。
- VPSのIPアドレス
- ユーザー名(通常 “Administrator” または “User”)
- 初期パスワード
STEP 5:リモートデスクトップで接続
Windowsの「スタート」→「リモートデスクトップ接続」→IPアドレスを入力→ユーザー名・パスワードでログイン。
VPS上にWindowsデスクトップが表示されれば接続完了だ。
Macの場合:「Microsoft Remote Desktop」アプリ(App Storeで無料)をインストールしてIPアドレス・認証情報を入力する。
スマホの場合:iOS・Androidいずれも「Microsoft Remote Desktop」アプリから接続できる。画面が小さいため監視用途向き。
MT4のインストールと設定(VPS上で実施)
VPSに接続したあと、VPS上でMT4をインストールする。
MT4インストール
VPS上でブラウザを開き、Exness公式サイトからMT4インストーラーをダウンロード・実行する。インストール完了後、MT4を起動してExnessのロースプレッド口座でログインする。
Raw Spread口座でのログイン時の注意点: サーバー選択では「Exness-Real」から始まるサーバーを選択。Raw Spread・Zero・プロ口座のサーバーはスタンダード口座と異なる場合があるため、Exnessのパーソナルエリアで正しいサーバー名を確認してから入力する。
ゴールドEA向けのMT4設定:
- MT4起動後「ツール」→「オプション」を開く
- 「エキスパートアドバイザー」タブで以下を確認・設定:
- 「自動売買を許可する」にチェック
- 「外部のエキスパートのインポートを許可する」にチェック
- 「OK」で保存
MT4全体の設定手順はExness MT4の設定方法で画像付きで解説している。
EAファイルのVPSへの転送方法
手持ちのEA(.ex4ファイル)をVPS上のMT4に配置する手順。
方法①:リモートデスクトップのドライブ共有(推奨)
リモートデスクトップ接続時に「ローカルリソース」タブを開き「ドライブ」にチェックを入れると、VPS上から自分のPCのドライブにアクセスできる。
- リモートデスクトップ接続画面で「オプションの表示」→「ローカルリソース」→「詳細」
- 「ドライブ」にチェックを入れて接続
- VPS上のエクスプローラーから「このPC」→自分のPCのドライブが表示される
- EAファイルをコピーし、MT4のExpertsフォルダへ貼り付け
Expertsフォルダのパス(VPS上のMT4):
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\MetaQuotes\Terminal\[端末ID]\MQL4\Experts\
または MT4の「ファイル」→「データフォルダを開く」→「MQL4」→「Experts」から直接開ける。
方法②:メールや外部ストレージ経由
Gmail・DropboxなどをVPS上のブラウザで開いてEAファイルをダウンロードする方法でも転送可能。
ゴールドEAをVPS上のMT4に設置・稼働させる手順
STEP 1:XAUUSDチャートを開く
MT4の気配値表示で「XAUUSD」を右クリック→「チャートを表示」。Raw Spread口座ではシンボル名は「XAUUSD」(末尾なし)。 表示されない場合は気配値表示で右クリック→「銘柄」→MetalsからXAUUSDを追加する。
STEP 2:EAをチャートにドラッグ
ナビゲーター(左パネル)の「エキスパートアドバイザー」欄にEAが表示されていることを確認し、XAUUSDチャートにドラッグ&ドロップする。
STEP 3:パラメータ設定
EAの設定ウィンドウが開く。Gold Xの場合は入金時に個別でお渡しする推奨パラメータを入力する。
STEP 4:自動売買を有効化
MT4上部の「自動売買」ボタン(緑矢印アイコン)をクリックしてONにする。チャート右上にEA名と笑顔マーク(スマイル)が表示されれば稼働中だ。
XAUUSD上でのEA設置の詳細手順はゴールドEAやり方・MT4設定手順で解説している。
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VPS稼働後のメンテナンス
定期再起動を忘れずに
VPSを長期間再起動なしで稼働させ続けるとメモリが圧迫され、MT4の動作が重くなりEAのエントリー遅延や誤作動が起きる可能性がある。
推奨:週1回・土曜日の朝に再起動
XAUUSDの取引停止時間は毎日約1時間(日本時間の早朝)、週末は土曜6:59〜月曜7:05(夏時間)まで停止する。この週末の停止時間帯にVPSを再起動するのが最も影響が少ない。
日常の監視チェックリスト
| 頻度 | 確認内容 |
|---|---|
| 毎日(1〜2分) | MT4が起動しているか・EAのスマイルマークが表示されているか |
| 週1回 | EAの取引ログを確認・VPSを再起動 |
| 月1回 | 口座残高が1,000ドル以上を維持しているか確認(VPS条件) |
スマホからも「Microsoft Remote Desktop」アプリでVPSに接続してMT4の稼働状況を確認できる。
よくある質問
Q:VPS申請後すぐに使えるか?
A:申請後、通常数分〜1時間以内にメールでアクセス情報が届く。口座残高条件を満たしていれば即日申請・即日利用が可能だ。
Q:VPS上でMT4は何個起動できるか?
A:ExnessのVPSはメモリ2GBのWindowsサーバーで、MT4を2〜3個稼働させるのに適したスペックだ。Gold Xを1つ動かすだけであれば問題ない。複数のEAを同時に動かしたい場合はチャート数を絞り不要なインジケーターを削除してメモリを確保する。
Q:VPSを停止しても口座の取引には影響しないか?
A:VPSを停止するとVPS上のMT4も停止し、EA稼働も停止する。保有中のポジションはそのまま残るが、新規エントリーや決済がEAによって自動では行われなくなる。再接続して稼働を再開するまで手動管理が必要になる点に注意。
Q:Mac・スマホからも申請・接続できるか?
A:申請はスマホブラウザからのパーソナルエリアでも可能。接続はMac・iOS・Android版の「Microsoft Remote Desktop」アプリを使用する。スマホは画面が小さいため日常監視用途として使うのが現実的だ。
まとめ:VPS稼働までの全体フロー
- Exnessに1,000ドル以上入金してVPS条件を満たす
- パーソナルエリアからVPSを申請(数分で発行)
- リモートデスクトップでVPSに接続
- VPS上にMT4をインストール・Raw Spread口座でログイン
- EAファイルをVPSへ転送・Expertsフォルダに配置
- XAUUSDチャートにEAを設置・自動売買をON
- スマイルマークが表示されれば稼働完了
- 週1回土曜朝に再起動して安定維持
PCを切っても24時間自動稼働する環境が完成する。
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