この記事では「Exness MT4をダウンロードして、ゴールドEAが動くところまで持っていく」という一本の流れを、手順ごとに解説する。
他のExness MT4解説記事との違いは一点だ。ゴールドEA(XAUUSD専用)を稼働させる前提で設定・口座タイプの選択まで踏み込んでいる。「MT4を入れたけど何をすればいいか分からない」「口座タイプはどれを選べばいいか」という疑問に、EA運用の目線から答える。
ゴールドEAを探している方へ Exnessロースプレッド口座(Raw Spread)専用・トレンドフォロー型・単ポジ設計のゴールドEA「Gold X」。実口座フォワードデータ4ヶ月以上公開中。 → Gold X 詳細ページを見る
- 1 Exness MT4を使う前に:口座タイプの選択が最初の分岐点
- 2 STEP 0:Exness口座の開設とMT4口座の追加
- 3 STEP 1:Exness MT4をダウンロードする(Windows)
- 4 STEP 2:MT4にExness口座でログインする
- 5 STEP 3:XAUUSDをMT4の気配値とチャートに表示する
- 6 STEP 4:EAファイル(.ex4)をMT4にインストールする
- 7 STEP 5:EAをXAUUSDチャートに設置する
- 8 STEP 6:MT4の「自動売買」ボタンをONにする
- 9 STEP 7:VPSに移行して24時間稼働させる
- 10 ゴールドEA稼働前に確認すべき3点
- 11 よくあるトラブルと対処法
- 12 まとめ:Exness MT4でゴールドEAを動かすフロー
Exness MT4を使う前に:口座タイプの選択が最初の分岐点
Exnessには複数の口座タイプがある。MT4をダウンロードする前に、どの口座タイプを使うかを決めておく必要がある。ゴールドEAを動かす目的であれば、答えは一つだ。
ゴールドEAに使う口座タイプ:ロースプレッド(Raw Spread)一択
| 口座タイプ | スプレッド | 手数料 | ゴールドEA適性 |
|---|---|---|---|
| スタンダード | 広め(手数料込み) | なし | △ |
| スタンダードセント | スタンダードと同等 | なし | △ |
| ロースプレッド(Raw Spread) | 最狭水準 | あり(往復7ドル/ロット) | ✅ |
| ゼロ(Zero) | 狭い(特定銘柄のみ0pips) | あり | △ |
| プロ | Raw Spreadに近い | なし | ✅ |
ゴールド(XAUUSD)のスキャルピングEAにとって、スプレッドは毎トレードにかかるコストだ。スプレッドが1pip広がるだけで、1ロット1トレードあたり10ドルのコスト差が生まれる。
ロースプレッド口座(Raw Spread) はゴールドのスプレッドが業界最狭水準。手数料が往復7ドル/ロットかかるが、それを差し引いてもトータルコストで他口座タイプを上回ることがほとんどだ。
Gold X使用時はゼロ口座(Zero)は非推奨。 理由は2つある。①Gold Xの実稼働データはRaw Spreadのみで積み上げられている。②EAは24時間自動稼働するため、ゼロ口座が0スプレッドを保証する「95%の時間帯」以外のタイミングでもEAがエントリーしてしまう。スプレッドが大きく開いた瞬間の約定はそのままコストになり、Raw Spreadよりも不安定になるリスクがある。Gold X以外のEAを使う場合はゼロ口座でも問題ない。
STEP 0:Exness口座の開設とMT4口座の追加
Exnessに口座を開設する
まずExness公式サイトにアクセスして口座を開設する。
- トップページの「口座開設」をクリック
- メールアドレスとパスワードを入力して仮登録
- 届いたメールのリンクで認証
- 個人情報(氏名・生年月日・住所・電話番号)を入力
- 本人確認書類をアップロード(パスポートまたは運転免許証+住所証明書)
- 承認後、マイページ(パーソナルエリア)にログイン
マイページでMT4口座を追加する
Exnessに登録すると最初はMT5口座が自動で作成される。MT4口座は別途追加する必要がある。
- マイページ(パーソナルエリア)にログイン
- 「マイアカウント」→「口座を追加」をクリック
- 取引プラットフォームで「MT4」を選択
- 口座タイプで「ロースプレッド(Raw Spread)」を選択
- 口座通貨(USD推奨)・レバレッジを設定
- 「口座を開設」をクリック
重要:ログイン情報の保存
MT4口座が作成されると以下の情報がマイページに表示される。この場で必ずメモまたはスクリーンショットを撮る。
- ログインID(口座番号):数字8〜9桁
- サーバー名:「Exness-Real3」など(割り当てにより異なる)
- パスワード:設定したもの(忘れた場合はマイページから変更可能)
この3つがMT4へのログインに必要な情報だ。
STEP 1:Exness MT4をダウンロードする(Windows)
ダウンロード手順
- Exness公式サイトトップページの「プラットフォーム」→「MetaTrader 4」をクリック
- MT4のページで「MetaTrader 4をダウンロード(Windows版)」ボタンをクリック
- 「exness4setup.exe」というファイルがダウンロードされる
インストール手順
- ダウンロードした「exness4setup.exe」をダブルクリック
- 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」→「はい」
- ライセンス同意画面で「次へ」をクリック
- インストール先フォルダを確認して「次へ」
- 「完了」をクリックしてインストール完了
インストール完了後にMT4が自動起動する場合がある。デモ口座開設の画面が出たら「キャンセル」して閉じて構わない。
STEP 2:MT4にExness口座でログインする
ログイン手順
- MT4を起動
- メニューバー「ファイル」→「取引口座にログイン」をクリック
- ログイン画面が開いたら以下を入力:
- ログイン:STEP 0で確認した口座番号(例:12345678)
- パスワード:口座開設時に設定したパスワード
- サーバー:STEP 0で確認したサーバー名(例:Exness-Real3)
- 「ログイン」をクリック
ログイン成功の確認
MT4右下のステータスバーに「接続済み」と表示されればログイン成功だ。
ログインできない場合の主な原因:
- 「無効な口座」エラー:口座番号の入力ミス。マイページで再確認する
- 「接続できません」エラー:サーバー名の選択ミス。「Exness」でサーバー検索して正しいものを選ぶ
- 「パスワードが違います」エラー:マイページ→「マイアカウント」→対象口座の「…」→「パスワードの変更」で再設定
STEP 3:XAUUSDをMT4の気配値とチャートに表示する
ExnessのMT4はデフォルトでXAUUSDが表示されていない場合がある。以下の手順で追加する。
気配値に追加する
- 上部メニュー「表示」→「気配値表示」をクリック(または Ctrl+M)
- 気配値ウィンドウ内で右クリック→「シンボルを表示」
- 「コモディティ」または「貴金属(Metals)」フォルダを展開
- 「XAUUSD」を見つけてダブルクリック(またはチェックを入れる)
- 気配値一覧に「XAUUSD」が追加されたことを確認
シンボル名がXAUUSDではなく「GOLD」と表記されている場合も同じ手順で表示できる。どちらもゴールドの取引銘柄だ。
チャートを開く
気配値一覧の「XAUUSD」を右クリック→「チャートを表示」→XAUUSDのチャートが開く。
ゴールドEAの推奨時間足に設定する(EAのマニュアルに従う)。
Gold XはXAUUSDチャートに設置するだけ Exnessロースプレッド口座でログイン後、XAUUSDチャートにドラッグ&ドロップするだけで稼働を開始できる。 → Gold X 詳細・お問い合わせ
STEP 4:EAファイル(.ex4)をMT4にインストールする
EAファイルの配置
- MT4メニューバー「ファイル」→「データフォルダを開く」
- 開いたフォルダ内の「MQL4」→「Experts」フォルダを開く
- EAのファイル(拡張子
.ex4)をこのフォルダに貼り付ける - MT4に戻り、左側の「ナビゲーター」ウィンドウを右クリック→「更新」
ナビゲーターの「エキスパートアドバイザー」に追加したEA名が表示されれば配置完了だ。
STEP 5:EAをXAUUSDチャートに設置する
- XAUUSDのチャートを開く(推奨時間足に設定済みであることを確認)
- ナビゲーターからEA名をチャートにドラッグ&ドロップ
- 設定ウィンドウが開いたら「全般」タブで以下を確認:
- 「自動売買を許可する」→チェックを入れる
- 「外部エキスパートの使用を許可する」→チェックを入れる
- 「パラメーターの入力」タブでEA固有のパラメーターを設定(マニュアル参照)
- 「OK」をクリック
チャート右上にEA名と「😊(スマイルマーク)」が表示されれば設置成功だ。
STEP 6:MT4の「自動売買」ボタンをONにする
EAを設置しただけでは取引が始まらない。MT4のプラットフォーム全体の「自動売買」スイッチを有効にする必要がある。
- MT4ツールバー(上部ボタン列)の「自動売買」ボタンを確認
- ボタンが赤色(停止中)の場合はクリックして緑色に切り替える
- チャート右上のアイコンが「😊」になっていることを再確認
「😞(への字口)」が表示されている場合:自動売買ボタンがOFFか、EAの設置設定に問題がある。ボタンの状態とEAの設定を再確認する。
STEP 7:VPSに移行して24時間稼働させる
EAはMT4が起動している間だけ動く。PCの電源を切ればEAも止まる。ゴールドは深夜〜早朝も大きく動く銘柄のため、24時間稼働させるにはVPSが必要だ。
VPSの手順(概要)
- VPSサービスを契約(Xserver VPS・お名前.com VPS等、月額1,000〜3,000円程度)
- WindowsのリモートデスクトップでVPSに接続
- VPS内にExness MT4をインストール(同じ手順でSTEP1〜6を実施)
- EAをVPS内のMT4で稼働確認後、リモートデスクトップを切断
- 以降はVPS上でMT4が常時稼働し、EAが自動でトレードし続ける
Exnessは独自VPSを提供していないため、外部VPSサービスを利用する必要がある。
ゴールドEA稼働前に確認すべき3点
一般的なMT4解説では触れない、ゴールドEA特有の確認事項を整理する。
確認①:口座タイプがRaw Spreadになっているか
MT4のログイン後、気配値のXAUUSDにカーソルを当てるとスプレッドが確認できる。スタンダード口座では2〜3pip程度、Raw Spreadでは0.3〜0.8pip程度になっているはずだ。スプレッドが2pip以上あればRaw Spreadになっていない可能性が高い。マイページで口座タイプを再確認する。
確認②:EAのシンボル名がブローカーと一致しているか
EAによっては「XAUUSD」または「GOLD」という記述で動作するシンボルが決まっている。ExnessはXAUUSDという表記が標準だが、EAが「GOLD」という記述のみに対応している場合は動作しないことがある。EAのマニュアルで対応シンボル名を確認する。
確認③:月曜朝一と重要指標時のフィルターが設定されているか
ゴールドは週明け月曜の早朝(日本時間7〜8時)にギャップが発生しやすい。また米雇用統計・CPI・FOMCなど重要経済指標の発表時に急変動が起きる。EAに時間フィルターや指標フィルターが搭載されているか確認し、搭載されていない場合は手動での一時停止を検討する。
ゴールドEAとExnessの詳細な相性・設定についてはExness×ゴールドEA完全ガイドで詳しく解説している。MT4上でのゴールドEA設定手順全般はゴールドEAやり方・MT4設定手順も参照してほしい。
よくあるトラブルと対処法
| トラブル | 主な原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| ログインできない | サーバー名の選択ミス・ID入力ミス | マイページで情報を再確認・サーバーを検索し直す |
| XAUUSDが気配値に出ない | シンボルが非表示 | 気配値を右クリック→「シンボルを表示」で追加 |
| EAを設置したのにトレードしない | 自動売買ボタンOFF・許可チェック漏れ | ツールバーの自動売買をON・EA設置時のチェックを確認 |
| チャートアイコンが😞のまま | 自動売買が無効 | MT4上部「自動売買」ボタンを緑色に切り替える |
| バックテストと実口座で成績が違う | 実スプレッドとバックテスト設定の乖離 | Raw Spreadの実スプレッドでバックテストを再実施 |
| VPS上でMT4が止まる | VPSの自動スリープ設定 | VPSのスリープ設定をOFFに変更 |
まとめ:Exness MT4でゴールドEAを動かすフロー
口座開設(Exness公式サイト)
↓
マイページでMT4口座を追加(Raw Spread口座を選択)
↓
MT4をダウンロード・インストール(exness4setup.exe)
↓
口座番号・サーバー名・パスワードでログイン
↓
気配値にXAUUSDを追加・チャートを表示
↓
EAファイルをMQL4/Expertsフォルダに配置
↓
XAUUSDチャートにEAをドラッグ&ドロップ(許可チェックON)
↓
MT4の「自動売買」ボタンを緑色にON
↓
VPSに移行して24時間稼働
ゴールドEAで成績を出すためには、この設定の流れに加えて「Raw Spread口座で検証済みのEAを選ぶ」という前提が必要だ。スプレッドを考慮せずに設計されたEAをRaw Spreadで動かすと過剰なエントリーが発生することがあり、逆に広いスプレッドを想定して設計されたEAはRaw Spreadでは利幅が取れなくなることもある。
環境とEAが一致していてはじめて、設計通りの成績が出る。
Gold Xの詳細・お問い合わせはこちら Exnessロースプレッド口座専用・トレンドフォロー型・単ポジ設計のゴールドEA。Exnessのセットアップ後にすぐ稼働できる。 → Gold X 詳細ページを見る
















